2008年3月4日火曜日

伊勢丹 カード

伊勢丹セラピー

デパート遊びがやる気、元気の素!財布を持って地下鉄に乗って普段着のまま新宿三丁目へ。伊勢丹を歩いたり他の買い物客を見ていると、なんだか元気が出てきたり、どこからか活力が沸いてくる、それが伊勢丹セラピー。小林光恵さんのエッセイ&プチ4コママンガで構成された1冊。著者は、都営新宿線の割と便利なところに住んでいらっしゃるようで、ちょくちょく地下鉄に乗って伊勢丹でお散歩もされているそうで、確かにディテールの描写は通いなれた人だなって感じがしました(私もかなりの伊勢丹フリークなもので)。建物の中の人の流れとか店員さんのキビキビした感じのよさとか、季節とディスプレイのタイミングとか「伊勢丹概論」とか「伊勢丹入門」だと思えば読み易いです。しかし、この本だと残念なことに、デパートを歩いたり小さな買い物をしただけで楽しい、という気分は伝わってきますが、なぜ伊勢丹が特別なのか、他のデパートと比べてどこが特別に「セラピー」な感じなのか、というところまで描かれていないので、物足りないです。これだと、百貨店セラピーどまりで伊勢丹だからこそ!みたいな愛情が伝わってこなくてもったいない感じ。他のデパートだとここまでの気持ちにならないんだけど伊勢丹はここが違うから特別ハマってしまうのよね、みたいな、伊勢丹ファンならもっとも熱く語るべきところが抜けていて残念でした。

小林光恵さんの最新作。『「片づけられない女」は太る』に次いで『伊勢丹セラピー』ということで,小林光恵さんはどんどん間口を広めていらっしゃる。私は小林光恵さんの大ファンで,これまで結構いろいろ読ませていただいておりますが,さすがに「伊勢丹」となると「想定外」の読者であろうと認めざるをえません。が。とはいえ本書は,私のような「想定外の読者」でも楽しめます。へええ〜,伊勢丹を歩くことで落ち込んだ気分が晴れるんだ〜とか,新宿伊勢丹にはそんなところがあるのか〜など小林さんのいつもの名調子と漫画・イラストを味わうだけでも充分楽しい。四十力(しじゅうりょく=老人力の40歳版のような概念)ですとか,花言葉ならぬ「ヤキトリ言葉」なんて造語がいくつも出てくるのもよろしゅうございます。また,それぞれの話の終わりついている【therapy keyword】もおもしろい。私が気に入ったのは,たとえば,「危険日を知り己を知る 危険人物とは違う」 これってホントにいかにも小林さん調。この本だけでなく,いろいろなところで描かれた4コマ漫画や1コマのイラストにもこんな切り返しがよく入っています。ミョーな可笑しさがあるんですよね。これが。 オススメです。

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